2012年11月3日 13時 会場 13:30 開演

舞楽 左舞「賀殿急」

管弦 平調「陪臚」

歌物「伊勢の海」

管弦「越天楽残楽三返」

舞楽 左舞「蘭陵王」(一具)

舞楽 右舞「納曽利」

場所:なら100年会館

 


雅楽翠篁会の演奏会もいよいよ第10回目を開催させていただきます。

昨年は長らく会長をお務めいただきました東儀俊美先生が逝去され、その追悼の演奏会となりました。
この雅楽翠篁会の演奏会は、雅楽の普及の一環として、「純粋な雅楽の演奏形態」を探りながら、より良い雅楽演奏を提供できる場を作ろうとの思いで始めました。
当初、装束の調達、会場の手配、経済面などさまざまな問題が起こることが予想されましたが、とにかく十回までは続けようと、俊美先生とお約束をいたしました。
昨年より先生とのお約束を果たすべく、「より良い雅楽を演奏し、聴いていただく場を作る」との初心に帰って開催させていただくことといたしました。
プログラムには、皆様に耳馴染みのあるオーソドックスな曲を選びました。ぜひ会場に足をお運びいただき、雅楽翠篁会この十年の成果をご覧下さい。

 


パンフレットに 元宮内庁式部職楽部主席楽長 豊 英秋先生が挨拶文を寄稿していただきました。ご紹介します。

演奏会挨拶

ここ数年、雅楽の普及は目覚ましく、多くの団体が生まれている。技量もレベルアップし、一様に耳にやさしく、心地よい雅楽を聴かせる。
しかし、脳にズシリと響き、心に残る雅楽を聴かせてくれる団体となると数少ない。その一つが「雅楽翠篁会」である。

今回は第十回となる節目の演奏会。どんな演目になるのか気になった。驚いたのは雅楽を志す者にとって基本と言える名曲ばかり、そして第一曲に、「新たになる時」に奏される舞楽「賀殿急」を持ってきた。
これまでの総決算となる新たな門出への表明か、それとも古典にこだわる強い意思の表れか、「翠篁会」の並々ならぬ決意が窺える。目新しいものには、目も くれず「古典」を追い求めることを選んだ貴会。険しい道のりではあるが、まさにそれは雅楽の「王道」を歩んでいくことになる。実に頼もしい。
私はそんな貴会と五回に及び、共に演じたことを誇りに思う。また機会があれば是非ご一緒したい。
我が国、雅楽の発祥の地、奈良はわれわれ楽人たちの故郷である。深い絆で結ばれている「翠篁会」の面々に、大いに「楽人魂」を発揮して、この奈良の都で「王道」たるにふさわしい「響」を管絃舞楽に乗せて聴かせてほしい。
最後に、雅楽翠篁会第十回演奏会の成功と貴会のさらなる発展を祈ります。

2005年 第三回 振鉾三節(右舞)、陪臚(一臈)
2006年 第四回 振鉾三節(右舞)、退走禿(一臈)
2007年 第五回 古鳥蘇(一臈)
2008年 第六回 蘇志摩利(一臈)
2010年 第八回 振鉾三節(右舞)、貴徳
当演奏会に賛助出演としてご出演いただく。